エクセルで重複データだけを別シートに抽出する方法
重複を削除する前に、「どのデータが重複しているか」を一覧として別シートにまとめておきたい場面があります。上長への報告用や、削除して良いか判断するための確認用など、元のリストを壊さずに重複候補だけを取り出す方法を解説します。
手順1:COUNTIFで重複件数の列を作る
元のリストが崩れないよう、まず空いている列に重複回数を数える数式を入れます。
=COUNTIF($A$2:$A$1000,A2)
この列の値が2以上であれば、そのデータは重複しています。
手順2:フィルターで重複候補だけを表示する
- 表全体を選択し、「データ」タブ > 「フィルター」
- 手順1で作った列のフィルターボタンをクリックし、「2」以上の値だけにチェックを入れる(または「数値フィルター」>「指定の値以上」で2を指定)
これで、重複しているデータだけが画面に表示された状態になります。
手順3:表示されている行だけを別シートにコピーする
フィルターで絞り込んだ状態のまま範囲をコピーすると、Excelは自動的に「表示されている行だけ」をコピーします(非表示の行は含まれません)。
- フィルター後の範囲を選択してコピー(Ctrl+C)
- 新しいシートを用意し、貼り付け(Ctrl+V)
まれに、貼り付け先の書式や結合セルの影響でフィルター結果以外の行まで貼り付けられることがあります。貼り付け後は件数(行数)が元のフィルター結果と一致しているか確認してください。
参考:ピボットテーブルでも件数を集計できる
件数の全体感を先に把握したい場合は、ピボットテーブルで対象列を「行」と「値(個数)」の両方に配置すると、値ごとの出現回数が一覧できます。個別の行を別シートに抽出する用途には手順1〜3の方法が向いています。
手作業の限界
- この方法は完全一致の重複しか抽出できません——表記ゆれ(㈱/株式会社、住所の丁目表記など)がある重複は、事前に表記を統一しておかないと同じキーとして数えられず、抽出対象から漏れます
- フィルター・コピー&ペーストの手順は、リストを更新するたびに毎回やり直す必要があります
- 数十〜数百件程度で、たまに確認する用途であれば本記事の手順で十分です
表記ゆれを含めた重複を自動で洗い出す
リストクリーナーは、法人格表記の統一・住所の正規化を行った上で重複(名寄せ)を検出し、結果に重複グループの番号を自動で付与します。フィルターやコピー&ペーストの手作業なしに、重複候補を一覧できます。データはブラウザ内で処理され外部に送信されません。無料で100行まで試せます。
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